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高麗人参は果たして栽培できるか

高麗人参の原産地や中国や朝鮮半島なのですが、日本でも栽培に成功している地域があります。
たしかに高価な健康食品ですから自宅で栽培できればそれに越したことはないのですが、実際のところはかなり育てていくのは難しいようです。
よく高麗人参は植え付けを行った土地のほどんど全ての栄養分を吸い上げてしまうためひとつの土地で栽培できるのは一代で一度限りであるとさえ言われるほど根こそぎ栄養分をもっていかれるようですので相当入念な土づくりが必要になるようです。
つまり肥沃になった土地からでないと採ることができないのです。
通常土作りからはじめて種まきから収穫までは5年から9年かかるといわれています。
そのぐらいのレンジで考えなければできないものなのです。
したがってちょっと自宅で植えて作ってみるといった気軽な作物ではないようです。
それを十分に納得されてから挑戦されることをお勧めしたいと思います。
ちなみに日本では福島県の会津地方や長野県の東信地方、島根県の松江市近隣が産地として知られるようになってなっていますが、その生産量はかなり限定的なようで、やはり作っていくのが大変なのが伺われる次第です。
それでは具体的な育て方についてご紹介しましょう。


まず、土作りです。高麗人参を育てるにあたっては、化学肥料や堆肥の使用は濃度障害を起こし、育成を阻害する原因となるため一切使用できません。
これが大変手間がかかり難しいところなわけですが、有機物を使用した農法だけが適合しており、土作りだけでほぼ1年から3年がかかるといわれます。
次に種まきですが、この植物は直射日光を嫌う性格がありますのでなんらかの日覆いの仕組みが必要です。
しかもまったく日陰ではだめで、朝日だけを浴びるような構造が必要になるのです。
種をまくと4年目に開花、結実し、7月から8月に赤色の実をつけます。
ここまでくるのに既に5年から7年かかる勘定です。
さて収穫ですが、この植物は茎につく葉柄によって生育年数がわかるようになっています。
1年目には1本、2年目には2本と増えてゆき、6年目に6本となります。
実際の収穫時期は4年から6年が対象となりますが、生育期間は水分と土壌菌による根腐れや水害による流出、台風の被害などさまざまな障害を乗り越えなくてはならないことになります。
一度栽培が終った土地はほぼ10年寝かせる必要があるといわれます。
その間はひとの手を加えないようにして自然の力で養分をもとに戻すのです。
という時間を含めると都合20年のサイクルが必要になります。
さすがにこれなら通信販売で買ったほうが早いということになるわけです。